ニュースで学ぶ与信管理と債権回収 | 与信管理総合研究所 ナレッジマネジメントジャパン
与信管理総合研究所 あなたの会社の与信管理・海外取引をプロのノウハウでサポート!
与信管理 海外取引 ビジネスセミナー │ 与信管理 のナレッジマネジメントジャパン ビジネスセミナー │ 与信管理のナレッジマネジメントジャパン 社内研修 │ 与信管理のナレッジマネジメントジャパン 代表者の講演実績 │ 与信管理のナレッジマネジメントジャパン 与信管理マニュアル │ 与信管理のナレッジマネジメントジャパン 中国企業信用調査 │ 与信管理のナレッジマネジメントジャパン

ニュースで学ぶ与信管理と債権回収  
  最前線で活躍中の与信管理コンサルタントが、与信管理・債権回収についての最新情報をお届けする日本唯一の与信管理専門メルマガです。テーマは、与信管理、審査、倒産、債権回収、中国ビジネス、海外取引、国際取引、貿易、信用調査、企業調査、米の倒産動向、海外の与信管理など幅広く取り上げていきます。


●このメールマガジンを登録する
※お客様のメールアドレスはメルマガ配信システム(まぐまぐ)に登録されますことをご確認下さい。
 
 
バックナンバー  
  ●2021年10月20日
●2021年10月13日
●2021年10月6日
●2021年9月28日
●2021年9月15日
●2021年9月8日
●2021年8月31日
●2021年8月17日
●2021年5月26日
●2021年5月19日
●2021年5月12日
●2021年4月28日

●2021年4月21日

●2021年4月14日

●2021年4月7日

●2021年3月31日
●2021年3月24日
●2021年3月17日
 ●2021年3月10日
●2021年3月3日

●2021年2月24日
●2021年2月17日

●2021年2月10日
●2021年2月3日
●2021年1月27日

●2021年1月20日
●2021年1月13日

●2020年12月23日
 
 
2021年10月27日
 
 
━━<与信管理メルマガの草分け>━━━━━━━━━━━━━
■ニュースで学ぶ与信管理と債権回収■  総発行部数2,671部
━━━━━━━━━━VOL.1199(2021年10月27日号)━━━━

こんにちは。
ナレッジマネジメントジャパンの牧野です。

今週から、飲食店に対する時短営業が沖縄を除く全国で、11か月ぶりに解除されました。
少しずつ経済も回復しているようですが、一方で、中小企業が抱える負債は高水準で推移しています。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<このメルマガの目的>

最新のニュースを題材にして、与信管理、債権回収に関する最新の手法や情報を毎週提供する。審査、与信管理、債権回収を専門としている人向けメルマガ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◆今週のテーマ◆

「中小企業が抱える巨額の負債」

日本政策金融公庫によれば、令和2年度の中小企業に対する融資実績は4兆5,648億円で、前年度から4倍近くに急増した。

令和元年以前の4年間の融資実績は1兆1000億〜1兆5000億程度なので、3兆円はコロナ禍の影響による純増部分と推測できる。

融資実績の内訳をみると、新型コロナウィルス感染症が83%と一番多く、次いで新型コロナウィルス感染症対策の資本強化が7.6%。
この2つを合わせると9割を超える。

一方、融資残高は8兆2,181億円となり、前年度比で6割近くも伸びた。業種別で伸び率が最も大きかったのが、サービス業、次いで物品販売業だ。それぞれ、2.4倍、1.8倍と急増した。

コロナ禍の影響を大きく受けた飲食、宿泊、小売りに対する融資が伸びたことが分かる。

また、資金使途も前年度までは運転、設備の比率が53.5%、46.5%だったものが、72%、28%と運転資金の使途が圧倒的に増加した。

融資期間は7年超10年以内が最も多く、次いで10年超15年以内となった。それぞれ、37.6%、28.3%であり、この2つを合わせると、6割超となる。

ただし、3年以内も11.6%あり、この短期融資は令和5年度には完済されることになる。

一方、国民生活事業、つまり、個人や零細企業向けの融資実績は、9兆1,640億円となり、前年度比で4.2倍となった。

令和元年以前の4年間の融資実績は2兆1000億〜1兆4000億程度なので、約8兆円はコロナ禍の影響による純増部分と推測できる。

実際に、コロナ関連融資を含むセーフティネット貸付が、全体の9割以上を占めている。

また、同融資残高は12兆8,428億円となり、前年度比で8割近くも伸びた。業種別で伸び率が最も大きかったのが、飲食店、宿泊業、次いでサービス業だ。それぞれ、2.5倍、2倍と急増した。

中小企業事業の業種分類では、飲食、宿泊はサービス業に含まれていると推測されるが、国民生活事業ではなぜか別々に分類されている。

いずれにせよ、コロナ禍の影響を大きく受けた業種に対する融資が伸びた点は同じだ。

また、資金使途も前年度までは運転、設備の比率が62.8%、37.2%だったものが、84.8%、15.2%と運転資金の使途が圧倒的に増加した。こちらは、99.2%が無担保融資となっている。

コロナ禍で増えた推定12兆円もの中小、零細企業に対する融資は、今後返済されることになる。

1〜2年後に到来する据え置き期間の終了時に、倒産が急増すると予測する向きもある。

2008年の世界的な金融危機後に時限立法された、金融円滑化法の時と似ている。終了時に倒産が急増すると言われ続けたが、結局、何も起こらなかった。

新政権の判断にもよるが、支持率を維持するために、中小企業の倒産急増などの事態を全力で回避すると思われる。

──────────────────────────────────
★編集後記★

今週で10月も終わり。
2021年も残すところ2か月となりました!

☆次回は11月10日発行予定です。※11月3日は祝日のためお休みです。

------------------------------------------------------------------------
◆発行者の著作
『海外取引でよく使われる与信管理の英語』(IBCパブリッシング)
http://tinyurl.com/m5c8634

●皆様の声を大募集!
このメールマガジンに関して、皆さんの声を大募集しています。感想、要望、質問などこちらまでお寄せください。seminar@kmjpn.com

※質問や感想、要望にはメルマガ誌上でお答えしますので、匿名で質問の内容を公開させていただきます。

◆本メルマガの登録・解除

まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000065645.htm

登録・解除の手続きはご自分でお願いします。当メルマガでは、解除手続きの代行は行っておりません。
──────────────────────────────────
発行元:ナレッジマネジメントジャパン株式会社
http://www.kmjpn.com
発行責任者:牧野和彦 
──────────────────────────────────
このメールマガジンは、『まぐまぐ』配信システムを利用しています。
──────────────────────────────────
無断転載を禁じます。
(C) Copyright 2001-2021 Knowledge Management Japan Corporation

★免責事項:
本誌の内容は新聞記事、公開情報等に基づき、当社が分析、推測したもので、事実と異なる場合もあります。また、本誌の情報から生じたいかなる不利益、損害についても、当社は一切の責務を負いません。

 
 
こちらのメルマガもオススメです!
 
  ●ヘッドラインで学ぶビジネスイングリッシュ
 
 
お問い合わせ  
  ナレッジマネジメントジャパン株式会社
B-Senminar担当

e-mail: seminar@kmjpn.com
 
サイトマップ
与信管理の基礎講座 │ 与信限度額設定ワークショップ │ 与信管理規定作成講座 │ 決算書の見方 │ 海外の与信管理と債権回収<基礎編>  
  中国・アジアの与信管理と債権回収  │ 英文メールの書き方 │ 債権回収の基礎講座 │ 英文契約の基礎講座(初級編) │ 
英文契約の基礎講座(中級編)
 │ 1日でわかる貿易実務の基礎講座 │ クレーム対応セミナー  │  債権回収の実践講座 
一日でわかる英文契約書の読み方  貿易実務講座(ロールプレイ編) │ 英語での電話の受け方・かけ方 │ 契約の基礎講座
中国契約法入門 │ コーチングセミナー


 Knowledge Management Japan Corporation

Copyright(C) 2000-2021 Knowledge Management Japan Corporation. All rights reserved.
無断転載を禁じます