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ニュースで学ぶ与信管理と債権回収  
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2024年1月31日
 
 
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━━━━━━━━━━VOL.1303(2024年1月31日号)━━━━

こんにちは。
ナレッジマネジメントジャパンの牧野です。

中国の恒大集団に対する清算命令が香港の裁判所から出されました。

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◆今週のテーマ◆

「中国恒大集団、香港で法的整理」

「香港の高等法院(高裁)は29日、経営再建中の中国不動産大手、中国恒大集団の法的整理手続きの開始を決めた。香港の裁判所の監督のもとで債務を整理する。今後は恒大が資産の約9割を抱える中国本土で回収できるかに焦点が移る。」(2024年1月30日付け日本経済新聞)

恒大集団は2021年末にオフショア債券が債務不履行に陥った。これ以来、同社は230億ドルの債務の返済計画をまとめようとしてきた。

しかし、同社の創業者が昨年9月、当局に拘束されたことで、こうした計画は白紙になった。その後、債権者は香港で同社に対する清算の申し立てを行ったもの、審理は何度か延期されてきた。

昨年12月に予定されていた審理が、1月29日に延期されて際には、裁判所はこれ以上の延期はないと釘を刺していた。

先週、一部のオフショア債券を保有する債権者グループが、清算手続きを支持する旨を表明していたことが報じられていた。

このグループは20億ドルの債権を保有しており、裁判所の判断に影響を与えたことは推測できる。恒大集団は債権者を納得させるだけの再建案をまとめることができなかったとみられる。

恒大集団の負債総額は3,000億ドルに対して、資産規模は2,400億ドル。600億ドルの債務超過に陥っているとみられる。

このニュースが伝わった時点で、日本の株式市場はほとんど反応しなかった。日経平均も29日は前日比で300円超のプラスとなった。

記事にもある通り、今回の判決はあくまで香港においてであり、同社の資産のほとんどは中国本土にある。

香港の裁判所が出した清算命令が、中国本土の資産にそのまま適用される可能性は低いと見られる。

おそらく、債権者側が担保実行や強制執行の手続きを行うには、改めて、中国の人民法院に申し立てる必要があると考えられる。

当然、中国政府の意向に影響を受けることになる。

記事によると、中国の最高裁は昨年4月に、住宅購入者の権利が全てに優先されるという解釈を示した。

そうすると、恒大集団はまずは、未完成工事の完成を優先しなくてはならなくなる。何年かかるのか分からないが、債権者はその間、待たされる可能性が高い。

また、中国政府はその威信をかけて、中国発の金融危機を回避すべく、あらゆる対応を取るはずだ。
どうやら、恒大集団の破綻をきっかけとする金融危機は起こらない公算が高い。

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★編集後記★

この動画は17,000回も再生されました。
https://youtu.be/_3f9-79n1iI

☆次回は2月14日発行予定です。※来週は仕事の関係でお休みします。 

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『海外取引でよく使われる与信管理の英語』(IBCパブリッシング)
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