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■ニュースで学ぶ与信管理と債権回収■ 総発行部数2,671部
━━━━━━━━━━VOL.1159(2020年12月16日号)━━━━
こんにちは。
ナレッジマネジメントジャパンの牧野です。
日銀は4日、12月の短観を発表しました。全産業では▲15ポイントとなり、前回の9月の▲28から、大幅に改善しました。
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◆今週のテーマ◆
「日銀短観に見る日本経済の行く末」
日銀の短観は、国内の約9,500社を対象に四半期ごとに行っている。
短観で使われている「DI」とは、Diffusion Indexの略で、企業の業況感や設備、雇用人員の過不足などの各種判断を指数化したもの。
「良い」と回答した企業の割合から「悪い」と回答した企業の割合を差し引いて算出する。
今回の調査結果では、全ての規模、業種のカテゴリーで、改善が見られた。カッコ内は9月の調査結果。
大企業 中堅企業 中小企業
製造業 ▲10(▲27) ▲17(▲34) ▲27(▲44)
非製造業 ▲5(▲12) ▲14(▲23) ▲12(▲22)
全産業 ▲8(▲21) ▲15(▲28) ▲18(▲31)
もっとも改善幅が大きかったのが、各企業規模の製造業であり、17ポイントの改善となった。
製造業では自動車の改善幅が大きく、大企業で48ポイント改善。中堅、中小も36、49ポイント改善した。
また、鉄鋼の回復も顕著で、大企業で30ポイント、中堅、中小で36、35ポイント改善した。
木材・木製品は、大企業では33ポイントと大きな改善が見られたが、中堅、中小は、15ポイントにとどまった。
非製造業では、宿泊・飲食の改善幅が大きかった。大、中堅、中小で、それぞれ、21、31 、33ポイント改善した。
今回は2期連続の改善であり、改善幅も大きかったが、製造業でゼロ、非製造業でプラス20だった1年前の調査と比べると、本格的な回復とは言えない。
また、先行きの見通しについては、大企業の製造業では▲8、非製造業で▲6となっており、1〜2ポイントの改善に留まっている。
政府は今月28日から来月11日までGo To Travelを一時的に停止することを決めた。また、東京都は、飲食店などの時短要請を来月11日まで延期。
これまで、新規感染者数は減るどころか、増加、あるいは高止まり状態が続いている。
会食や人の移動が多い年末年始を迎えて、何も対策を講じなければ、感染者数は増加の一途になることは自明。
しかし、繁忙期を制限される飲食店の体力も限界まで来ている。
政府は難しい判断を迫られることになりそうだ。
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★編集後記★
昨日から急に寒くなりましたね。
横浜では初雪も観測されました!
☆次回は12月23日発行予定です。
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