「カントリーリスク」初めての海外取引 第31回 | 与信管理総合研究所 ナレッジマネジメントジャパン
与信管理総合研究所 あなたの会社の与信管理・海外取引をプロのノウハウでサポート!
与信管理 海外取引 ビジネスセミナー │ 与信管理 のナレッジマネジメントジャパン ビジネスセミナー │ 与信管理のナレッジマネジメントジャパン 社内研修 │ 与信管理のナレッジマネジメントジャパン 代表者の講演実績 │ 与信管理のナレッジマネジメントジャパン 与信管理マニュアル │ 与信管理のナレッジマネジメントジャパン 与信管理コンサルティング │ 与信管理のナレッジマネジメントジャパン

----------------------------------------------------------------------
【 「カントリーリスク」 初めての海外取引 第31回 】
----------------------------------------------------------------------
貿易を行う上で取引先の信用度を同じ、あるいはそれ以上に重要なのが、取引先が存在する国のカントリーリスクである。

カントリーリスクといっても様々なリスクが存在するが、貿易を行う上で重要なのは、次の3点である。

(1)戦争や紛争などが勃発するリスク
(2)国家として債務不履行に陥るリスク
(3)外貨管理上の制限で取引先が送金できないリスク


大手商社や銀行では、こうしたリスクを自社や系列の研究所で分析しているが、一般の事業会社には、そこまで人員を避ける余裕はない。

日本貿易保険の保険の引き受けの基準となる国別のカテゴリーを参考にしている企業は多い。

OECDカントリーリスク専門家会合において、国毎の債務支払い状況、経済、金融情勢等を議論し、それぞれの評価が決定している。

日本貿易保険は、このOECDの評価を基に、国、地域のカテゴリーを決めている。

A〜Hまで8段階のカテゴリーになっており、もっとリスクの低いのがA、高いのがHとなっている。

GやHになると、引き受けできない国や地域も多い。例えば、今、話題のミャンマーはHである。引受停止ではないが、条件付きで引き受けできる。

しかし、L/C条件が付いており、輸出の場合、L/C取引でなければ保険が付保できない。

貿易保険は、実質的に国が民間企業の海外展開をサポートするための保険という位置づけであるから、カントリーリスクの高い国でも政策的に保険を引き受ける場合もあるだろう。

そう考えると、民間企業としては、NEXIの評価をそのまま採用するのではなく、多少、厳しく評価する必要がある。

「初めての海外取引」目次はこちら

貿易取引の実務を学びたい方はこちら

海外取引の与信管理・債権回収を学びたい方はこちら
----------------------------------------------------------------------
    
【 セミナーお問い合わせ 】
TEL: 03-5549-1067 FAX: 03-5549-1068
Mail : seminar@kmjpn.com
月〜金10:00〜18:00(土日祝日・年末年始を除く)
与信管理の基礎講座 │ 与信限度額設定ワークショップ │ 与信管理規定作成講座 │ 決算書の見方 │ 海外の与信管理と債権回収<基礎編>  
  中国・アジアの与信管理と債権回収  │ 英文メールの書き方 │ 債権回収の基礎講座 │ 英文契約の基礎講座(初級編) │ 
英文契約の基礎講座(中級編)
 │ 1日でわかる貿易実務の基礎講座 │ クレーム対応セミナー  │  債権回収の実践講座 
一日でわかる英文契約書の読み方  貿易実務講座(ロールプレイ編) │ 英語での電話の受け方・かけ方 │ 法務・総務のための契約の基礎講座
アメリカ破産法と債権者の対応策 │ コーチングセミナー


 Knowledge Management Japan Corporation

Copyright(C) 2000-2015 Knowledge Management Japan Corporation. All rights reserved.
無断転載を禁じます