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■ニュースで学ぶ与信管理と債権回収■ 総発行部数2,671部
━━━━━━━━━━VOL.1110（2019年12月4日号）━━━━
こんにちは！
ナレッジマネジメントジャパンの牧野です。
政治的な問題も絡み、米中貿易戦争の行方が混とんとする中、米経済の状況はどうなっているのでしょうか。
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◆今週のテーマ◆
「米国の倒産動向」
米連邦裁判所によれば、9月末時点の直近12か月の米企業の倒産件数は下記の通りとなっている。カッコ内は個人の倒産件数。
Chapter 7 14,334件（468,497件）
Chapter 11 6,096件（1,009件）
Chapter 13 1,769件（284,258件）
合計 22,910件（753,764件）
Chapter 7は清算型の倒産手続きで、日本の破産に相当する。米企業倒産の全体の6割超を占めた。
Chapter 11は、再生型の倒産手続きで、日本の民事再生法に相当する。全体の3割弱を占めた。
Chapter 13は、個人事業主や定期収入のある個人向けの再建型の倒産手続きであり、無担保債務が394,725ドル未満、担保付債務が1,184,200ドル未満の場合に限定される。
法人での利用は少ないが、個人での利用は多く、全体の4割弱を占めた。
今回の結果を6月末時点の集計と比較すると、全体では、法人の倒産件数の合計は1.9%増加した。一方、個人は、0.4%の微増である。
1年前の2018年9月末と比較すると、法人の倒産件数は3.7%増加しており、増加傾向がより鮮明だ。個人は3.3%の微増に変わりない。
世界的に景気は後退期に入ったとみられている。こうした世界的な動きに加えて、米中貿易戦争の影響もあるだろう。
先月末に、トランプ大統領が香港人権法に署名した影響も今後は出てくる可能性がある。来年も両国の動きに目が離せなくなりそうだ。
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★編集後記★
先週、頭痛がひどくて、風邪の割には熱も出ないので、脳神経外科に診てもらいました。
そこで、初めてMRIを受けたのですが、音がうるさいですね。
結果は特に問題なかったのですが、緊張性頭痛とかいう症状で、結局は肩こりなどが原因のようです。
その後に、整体院でマッサージを受けたら、良くなりました。
☆次回は12月11日発行予定です。
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『海外取引でよく使われる与信管理の英語』（IBCパブリッシング）
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