与信管理入門 13回 収益性の分析 | 与信管理総合研究所 ナレッジマネジメントジャパン
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与信管理とは〜「与信管理入門」

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与信管理入門 13回 収益性の分析
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収益性の分析とは、文字通り企業が儲かっているかどうかを計る指標である。主に、各段階の利益と売上を比較する。

収益性を分析する指標には様々な種類があるが、ここでは代表的な比率として3つを取り上げる。

◆売上高営業利益率
◆売上高経常利益率
◆売上高当期純利益率

◆売上高営業利益率


本業の儲けを示す営業利益を使用した比率で、企業の本業の実力を表す指標である。また、営業力の強さを測る指標であるともいえる。

営業利益は、売上高から売上原価を差し引いた売上総利益から、更に販売費および一般管理費を差し引いた金額。

業種にもよるが、日本企業の場合3〜5%前後が一般的である。

売上高 ─ 売上原価 ─ 販売費および一般管理費 = 営業利益

営業利益×100 = 売上高営業利益率(%)
売上高

◆売上高経常利益率

営業利益に営業外収益を加えて、営業外費用を差し引いたものが、経常利益である。

営業外収益と費用は、主に金融取引から生じた収益や費用であるため、本業に加えて財務面での実力も示す利益である。

日本では、金融機関など経常利益を重視する傾向があるが、世界的にはほとんど使われてない利益である。

また、日本でも、今後、国際会計基準の導入に伴って、使用されなくなる可能性が高い。

営業利益 ─ 営業外収益 ─ 営業外費用 = 経常利益

経常利益×100 = 売上高経常利益率(%)
売上高

◆売上高当期純利益率

経常利益に特別利益を加えて、特別損失を差し引いたのが、税引き前当期利益である。

税引き前当期利益から法人税等を差しひいた最終的な利益が当期純利益である。

特別利益と特別項目は、今期限りの一過性の取引から生じた利益や損失である。

そのために、保有株式や遊休地の売却などによる益出し行為など、恣意的な利益調整が可能になる。

企業の収益性を分析する上でも、こうした特別的な要因を考慮して判断する必要がある。

経常利益 ─ 特別利益 ─ 特別損失 = 税引き前当期利益

税引き前当期利益 ─ 法人税等 = 当期純利益

当期純利益×100 = 当期純利益率(%)
売上高



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牧野和彦
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